
マツエクのアレルギー対策と安全な施術方法
まつ毛エクステの施術後に、赤み・かゆみ・腫れといった症状が出てしまうお客様もいらっしゃいます。その多くは「グルー(接着剤)」によるアレルギー反応が原因。施術者として、お客様の安全を守るために知っておくべきアレルギー対策と安全な施術方法を本記事でまとめました。信頼されるサロンになるための第一歩として、ぜひご覧ください。
◇本記事の内容◇
- マツエクで起こるアレルギーの原因とは?
- 施術前にできるアレルギー予防策
- 安全な施術を行うための工夫
- 施術後に気をつけるべきポイント
- アレルギー対策に役立つ商材・設備
まつ毛エクステで起こるアレルギーの原因とは?
まつエクのアレルギーは、主に「グルー」に含まれる化学成分(特にホルムアルデヒド)によって引き起こされます。目元は皮膚が薄く敏感なため、少量の刺激でも大きな反応が出ることがあります。
主な症状:
- まぶたの腫れや赤み
- 目のかゆみや涙目
- 皮膚のかぶれやかゆみ
一度発症すると繰り返す可能性が高く、最悪の場合、施術を受けられなくなるケースも。正しい知識を持っておくことが信頼につながります。
施術前にできるアレルギー予防策
アレルギーを未然に防ぐには、施術前のカウンセリングが最も重要です。
実践したい対策:
- 健康状態や過去のアレルギー反応をヒアリングする
- 初回のお客様にはパッチテストを推奨する
- 低刺激グルーを選択肢として提示する
- 季節や体調も考慮する(花粉症シーズンなど)
特に初めての方には丁寧な説明と信頼感のある対応が必要です。
安全な施術を行うための工夫
施術時の環境や技術的配慮も、アレルギー発症リスクの軽減に繋がります。
安全性を高めるポイント:
これらの小さな工夫が、安心して通えるサロンづくりに繋がります。
施術後に気をつけるべきポイント
施術後の説明もしっかり行い、お客様に正しいケア方法を伝えましょう。
アフターケアの基本:
- 施術当日は一定時間目元を濡らさないようにする
- 強くこすらず、オイルクレンジングは避け優しくメイクオフする
- 違和感があればすぐに連絡するよう案内する
信頼関係を築くためには、施術後のサポートも欠かせません。
アレルギー対策に役立つ商材・設備
以下のような商材・設備を活用することで、リスク軽減と信頼性向上に繋がります。
- 低刺激グルー:ホルムアルデヒドの放出量が少ない設計
- ラッシュドライヤー:揮発成分を素早く飛ばし、刺激を和らげる
- エアークリーン:グルーの揮発成分を吸収して空気を清潔に保つ
- アイシート:皮膚への直接接触を防ぎ、テープやグルーからの刺激を軽減
まとめ
マツエク施術におけるアレルギー対策は、お客様の健康を守るだけでなく、サロンの信頼性を高めるためにも欠かせない要素です。正しいカウンセリング、安全な施術、適切なアフターケア、そして信頼できる商材の選定が、リピーターづくりとトラブル回避に直結します。サロンの価値を高めるためにも、日々の施術を見直してみましょう。