
マツエクのモチが悪い原因と装着のコツ
「ちゃんと付けているのに、またモチが悪いと言われる…」そんな声を耳にしたことはありませんか?実はその原因、グルーの質やお客様の生活習慣だけではなく、“装着方法”にあることが少なくありません。本記事では、マツエクグルーの基本特性から装着の4つのステップ、現場での改善事例までをわかりやすく解説します。読んだ直後から実践できるヒントをまとめましたので、ぜひ取り入れてみてください。
◇本記事の内容◇
1. モチが悪くなる原因は装着方法にある
お客様に「すぐ取れてしまう」と言われると、技術者としてはショックを受けますよね。しかし、原因を突き詰めていくと「装着の甘さ」が大きな割合を占めています。マツエクは接着面が狭かったり、グルーの硬化を待たずに触れてしまうと浮きやすくなり、モチが大きく低下してしまいます。
2. マツエクグルーの性質を理解する
マツエクに欠かせないグルーは「嫌気性接着剤」と呼ばれ、空気を遮断した状態で初めて硬化が進みます。つまり、地まつ毛にしっかりなじませて空気を遮断することが、持ちを左右する最重要ポイントです。また、グルーは温度や湿度に敏感で、環境次第で硬化スピードや接着力が変わります。
3. 持ちを左右する装着4ステップ
STEP 1:グルーをしっかり混ぜる
使用前にグルーシェーカーで約10秒振り、成分を均一にしましょう。混ざり切っていないと硬化不良やモチの低下につながります。
STEP 2:グルーはこんもり出す
平たく薄く広げるのではなく、少し厚みを持たせて出すことが大切です。特にフッ素加工のプレートを使用すると、固まりにくく安定した状態で扱えます。
STEP 3:まつ毛に合わせて接着面を広く
エクステと地まつ毛の接触面を意識的に広く取り、根元には小さな“ボール”を作るようなイメージで装着すると、より強い密着が得られます。
STEP 4:装着は軽くスライドして密着
エクステを地まつ毛に置くだけではなく、ほんの少し前後にスライドしてグルーをなじませます。その後、グルーの表面が“ツヤっと”見えるタイミングで手を離し、硬化中には触れないようにすることが浮きやすさを防ぐ最大のコツです。
4. サロン現場の改善事例と声
ある個人サロンでは、以前は「2週間で半分以上取れてしまう」とのお客様の声が多かったのですが、装着方法を見直し上記の4ステップを徹底したところ、「3週間経っても残っている」との声が増加。結果としてクレームが減少し、次回予約率も上がりました。セミナー受講生からも「装着の甘さに気づけたことでリピーターが増えた」「お客様が自然に紹介してくれるようになった」との声が届いています。美容歴25年・講師歴12年の私自身も、密着の意識を徹底することで施術の成果が大きく変わることを実感してきました。
5. まとめ
マツエクのモチを左右するのは、商材だけでなく「装着の仕方」です。グルーの性質を理解し、混ぜ方・出し方・接着面の確保・装着のタイミングという4ステップを意識するだけで、仕上がりと持ちは格段に安定します。ぜひ次回の施術から試し、改善の手応えを実感してください。技術の見直しはサロンの信頼を高め、リピーター獲得にも直結します。
💡装着のコツを最大限に活かすには、商材選びもポイントです。
👉 グルーシェーカー
しっかり混ぜることで成分を均一化し、硬化不良を防ぎます。
👉 マツエクグルー
プロ専用に開発された高品質グルーで、装着の安定感がアップ。
👉 グループレート
フッ素加工で固まりにくく、施術中の扱いやすさが向上します。
技術と商材の両方を整えて、モチの良さをさらに追求してみてください。