マツエクのグルーの持続力を1.5倍に伸ばす方法

マツエクのグルーの持続力を1.5倍に伸ばす方法

 まつ毛エクステの施術者であれば誰もが

グルーが付かない、硬化しない、固まらないという経験があると思います。
限られた施術時間の中で仕上げないといけないので、どうしよう!
急いで付けてもしっかり装着せず、持続力が悪かったらどうしよう!
と、不安を感じてしまいますよね?

本記事では、初心者の方もプロの方も知っておくと得する、
マツエクのグルーの持続力が1.5倍アップできる方法を解説していきます。

 

悩み1 マツエクのグルーの持続力が悪い
悩み2 施術中グルーがなかなか固まらない

 

15年マツエクの講師をし、1000人以上の生徒さんを輩出してきました。
下記で紹介するポイントをしっかり押さえることで、
みなさん簡単にエクステの持続力の改善ができています!

 

◇本記事の内容◇

悩み1  マツエクのグルーの持続力を、改善できる方法4つ

解決方法
①クリーニングをしっかり行う
②グルーをしっかり振って出す
③適量のグルーを付けて装着する
④正しいグルーを選ぶ

悩み2  施術中グルーがなかなか固まらない時の対処法

解決方法
①施術環境を整える(温度・湿度)
②濡れたコットンをお客様の下瞼テープの上に置く
③グルー促進剤を使用する
④エクステのコーティング剤を塗るタイミング

 

1. マツエクのグルーの持続力を、改善できる方法4つ


対処方法① クリーニングをしっかり行う

施術中にエクステが硬化しないで動いてしまう場合は、
まつ毛に油分など残っている可能性が高いです。
まつ毛が綺麗な状態に見えたとしても、油分は透明なので目視で確認することができません。

ポイント1 専用の前処理やプライマーを使用する
エクステの素材(PBT)はグルーが接着しにくいため、
接着力を高めるためにまつ毛エクステ専用のクリーナーをお勧めします。

 

被着体については、下記の通りとなっております。
・まつ毛:タンパク質
・エクステンション:PBT(プラスチックのような素材)

 

もし施術中にどうしても
すべってしまう、はじく、付かない感覚がある場合は
まつ毛の油分など残っている可能性がありますので、
一度しっかりとラッシュドライヤーでグルーを乾かして、
もう一度クリーニングをしっかりと行ってみてください。 

 

ポイント2 まつ毛の根元・キワまでしっかり拭き取る
瞼を上げて、根元をしっかり見ながら
マイクロスティックなどを使用してキワまで拭き取ります。

 

ポイント3 まつ毛の層もしっかり拭き取る
まつ毛が多いお客様や、エクステが残っているお客様へのリペア時は、
上・下の層をテープで分けて層の間のまつ毛も拭き取るようにします。

 

対処方法② グルーをしっかり振って出す

 

ポイント1 グルーを50回以上振ってグルーを出す
グルーが分離した状態で使用すると持続力が低下する可能性があります。
         














最強!一度使ったら手振りには戻れない!

 

ポイント2 出したグルーの状態を確認する
速乾性のグルーは開封後の約1ヶ月を目安に新しいグルーに取り替える必要があります。
使用状態、保管状態、季節など様々な理由から
使用感が変わってしまう場合は有効期限にかかわらず新しくする必要があります。
グルーの残りが少なくなるとドロドロして糸を引く、濃くてドロっとしているという場合は
破棄をして新しいグルーを使用してください。
そして、新しいグルーを使用する場合には、いつものグルーの質感よりサラサラしているので
プレートに出して15分くらい待ってから使用し始めるといいでしょう。

 

ポイント3 施術中も30分毎に新しいグルーを出す
グルーを出して30分前後で質感が変わってくる場合があります。
特に季節によってや、空調によってその時間は変わってきますので、注意をしながら施術します。
施術中にグルーがドロドロしてきたり、分離してきたら
グループレートを綺麗にして、グルーを振って出し直します。

 

対処方法③ 適量のグルーを付けて装着する

 

ポイント1 グルー多すぎは禁物
適用とはエクステの根元に丸いダマを作るくらいの量です。
グルーの量が多いとそれだけ硬化に時間がかかってしまいますし、
適切な硬化プロセスを経ることができないとエクステの持続力が低下します。

 

ポイント2 グルーは最後に付けて、すぐ装着
✖️エクステを取る→グルーに付ける→まつ毛をかき分ける
まつ毛をかき分ける→エクステを取る→グルーに付ける
まつ毛に装着する直前にグルーを付けない場合、
グルーの硬化が進んでしまいます。

 

ポイント3 装着時はグルーがツヤっとしている状態で手を離す
エクステをまつ毛に装着する際、過剰にスライドさせたり、
まつ毛から離してまた付けようとするとグルーのパフォーマンスが下がる場合があります。
エクステをまつ毛に付けたら、素早く定位置に移動させて手を離します。

 

ポイント4 根元が少しでも浮いていたら付け直す
根元の浮きは1本1本装着時に確認をして抜かりない施術をします。
接着面もなるべく広く取ることが大切です。
1本1本完璧な状態であることが持続力を高める最大の近道になります。

 

対処方法④ 正しいグルーを選ぶ

 

ポイント1 お客様との相性
お客様の体質、地まつ毛の毛質に合わせてグルーを変えることも行っております。
マリーラッシュの直営サロンでは、通常3種類のグルーを準備しています。

 

ポイント2 技術によってグルーを変える
施術スピード、シングルエクステかボリュームラッシュかなど
技術によってグルーを使い分けます。

 

グルーの質を把握するのは大切ですが目視では
なかなか正しい判断ができない場合がありますので、
同じ種類でも違うボトルを使用すると問題解決になることもあります。

 

悩み2  施術中グルーがなかなか固まらない時の対処法

 

 

 

 

 

 

 

 

環境が整ったところでも、付かない!と感じたことがあると思います。
焦らずに、どのような対処方法があるかご紹介いたします。

 

対処方法① 施術環境を整える(温度・湿度)

マツエクのグルーにとって一番大切なのが 温度と湿度管理 です。
温度:25℃(20-28℃)
湿度:55% (40%-60%)

グルーの主成分であるシアノアクリレートは、
空気中の水分と化学反応を起こして硬化させる特性を持っています。
その為、乾燥した部屋、湿度が低い部屋はグルーの硬化が遅くなります。
マツエクのグルーは化学製品ですので例外はなく、
空気中に適切な水分がないと硬化しません。

 

地域や気候に合わせ、加湿器・除湿器を使用し、
サロンの湿度・温度の調整を行って、グルーが適切に硬化するようにしましょう。
1日の中でも、日中と夜では温度も湿度もかなり変化するので、
1日に何回かチェックし適正な環境を保つように心がけましょう。

 

温度と湿度はの変化は、空調設備の場所、ドア・窓の場所、季節(冬)、時間帯によりますので、各ワゴンに温湿度計を準備して常に適正温度・湿度であるか確認します。
加湿器の目盛りでは湿度50%になっているのに、加湿器から1mくらいの場所にあるベッドの湿度計では30%ということもあり、思っている以上にベッドの周りが乾燥している場合があります。

 

対処方法② 濡れたコットンをお客様の下瞼テープの上に置く

湿度をピンポイントで上げる効果が期待できます。
必ずしも効果を発揮しないかもしれませんが、もしも他に方法がない場合は試してみましょう。

 

対処方法③ グルー促進剤を使用する

エクステにグルー促進剤を塗布すると、グルーの硬化を促進させグルーがより早く硬化します。
(地まつ毛には使用できないので注意してください)

 

対処方法④ エクステのコーティング剤を塗るタイミング

施術後は洗顔を6時間前後避けるようにお願いしております。
施術者も、施術後に水分でできたエクステのコーティング剤を塗ってしまうことは禁物です!!
コーティング剤は、次の日以降にお客様ご自身で塗ってもらうことをオススメしてください。

 

限られた施術時間の中で仕上げないといけない緊張感の中
グルーが硬化しない、なんかいつもと違う!と言ったトラブルがあると
不安を感じてしまいますよね?

 

今回のポイントを改善すると、
どんなお客様にも安定した技術を提供することができるようになります。
一緒に頑張りましょう!!

 

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