
マツエク施術者が知っておくべき衛生管理の基本
はじめに
まつ毛エクステ施術において、美しい仕上がりや持続力だけでなく、「衛生管理」もお客様から選ばれるサロンになるために欠かせない要素です。感染症の予防やトラブルの回避には、基本を徹底することが重要。
本記事では、現場で働く技術者が押さえておくべき衛生管理の基本について、実践的な視点からわかりやすく解説します。
◇本記事の内容◇
- 衛生管理の重要性とは?
- 施術環境を清潔に保つ基本ルール
- 使用器具の正しい消毒・保管方法
- 施術者自身の衛生管理
- お客様対応時に注意すべき衛生ポイント
衛生管理の重要性とは?
まつエク施術では目元というデリケートな部位を扱うため、わずかな不衛生が炎症やアレルギーなどのトラブルを引き起こす可能性があります。トラブルが発生した場合、サロンの信頼は大きく損なわれます。顧客満足度を維持するためにも、衛生面の徹底はサロン運営の基盤ともいえる重要事項です。
施術環境を清潔に保つ基本ルール
サロン全体の清潔感は第一印象に直結します。以下のポイントを日々チェックしましょう。
- 施術ベッドやタオルはお客様ごとに交換
ディスポーザブルフェイスガーゼ、ディスポーザブルピローシート、ディスポーザブルベッドシーツの活用で常に清潔を維持 - 掃除は開店前・施術後・閉店後の3回が基本
- 換気の徹底と空気清浄機の設置
- コームやマスカラブラシなど消耗品は使い回し厳禁
衛生的な空間作りは、サロンの“信頼感”に大きく影響します。
使用器具の正しい消毒・保管方法
ツイーザ―など施術器具は、常に清潔を保つ必要があります。
正しい消毒方法:
- 洗浄 → 水分除去 → 消毒液に一定時間浸す(次亜塩素酸やエタノールなど)
- 乾燥させた後は、清潔な密閉容器に保管
注意点:
- 消毒液は毎日交換し、濃度・使用期限もチェック
- 器具の素材に合った消毒法を選ぶ(例:金属製かプラスチック製か)
施術者自身の衛生管理
技術者自身の衛生意識も重要です。
- マスク・グローブの着用
- 爪の長さ・ネイルデザイン
- 手洗い・手指消毒は施術前後に徹底
- ヘアスタイルや制服も清潔に保つ
お客様に「安心感」を与える第一歩として、見た目の清潔感も欠かせません。
お客様対応時に注意すべき衛生ポイント
接客時にも、衛生に対する配慮を伝えることで信頼度が上がります。
- 目元の状態を確認し、炎症や傷があれば施術を延期
- カウンセリングシートで健康状態・アレルギー歴を確認
- 衛生管理に関する説明書を準備し、不安を取り除く
衛生面での細かな配慮は、お客様に“プロ意識”を伝える最大のチャンスです。
まとめ
まつエク施術における衛生管理は、技術や仕上がりと同等に重要なスキルです。清潔な施術環境・器具の適切な消毒・施術者の衛生意識の3つを基本に、サロン全体の衛生レベルを引き上げていきましょう。お客様の信頼を得ることが、リピート率や口コミの向上にもつながります。今日から取り組めることから、衛生管理の見直しを始めてみてください。
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